会長あいさつ

【高木宏壽札連会長 年頭所感】
明けましておめでとうございます。
令和6年の輝かしい新春を希望を持って迎えられたことを心からお慶び申し上げます。
さて、本年の干支は、「甲辰」です。力強く天に昇る龍の如く、山積する課題に立ち向かい、日本が、そして札幌市が力強く飛躍する一年になればと思います。
今、日本経済は、賃上げ、設備投資、株価などいずれも30年ぶりの高い水準になっています。バブル崩壊後、失われた30年といわれるデフレ経済、コストカット型経済の悪循環を一掃し、デフレマインドを解消しなければ日本経済は成長しません。2012年の政権奪還後、我が党はデフレ脱却に向け、賃上げ、投資促進に取り組んできました。今がデフレ脱却の千載一遇のチャンスであり、チャンスを確実につかむ年、日本経済を覆っていたデフレマインドとコストカットの縮み志向から完全に脱却する年にしなければなりません。昨年11月にとりまとめた総合経済対策の裏付けとなる補正予算の速やかな執行と、GX,、DX、半導体など戦略分野、成長分野への国内投資促進策などが盛り込まれた令和6年度予算案の早期成立に向け、全力で取り組んでまいります。
また、北方領土問題、北朝鮮による拉致問題、憲法改正などの重要課題が山積しています。ロシア・北朝鮮の連携など複雑化、緊迫化する東アジアの安全保障環境の中にあっても、地域の事情に応じたきめ細やかな外交の展開などを通じて、こうした積年の課題の解決に向けて一歩でも前進する年にしなければなりません。
最後に、道都札幌の未来に向けた基盤づくりです。次世代半導体の製造拠点整備が千歳市で進んでいます。この動きに合わせ、札幌市を含んだ道央圏を一大産業集積地にする北海道バレー構想も動きだしています。また、北海道は新エネルギー源が豊富に存在し、多くの再生可能エネルギーで導入ポテンシャルは全国1位です。脱炭素社会の実現に向けて、世界中から投資を呼び込むGX金融の協議体も札幌市を中心に立ち上がっています。本年は、金融・資産運用特区も具体化され、GX金融の中心地、国際金融センターへの一歩を踏み出せるかどうかの極めて大事な一年です。こうした動きを我々もしっかりと後押ししてまいります。
山積した課題を乗り越え、未来に向けた国づくり、地域づくりを官民連携して中長期的かつ計画的に進めていくには、安定した政治環境が必要です。。札幌市の政策課題を国としっかり連携しながら前へ進めていくためにも、引き続き、党員、党友をはじめとする皆様のご理解とご支援を心からお願い申し上げます。
結びになりますが、本年が皆様にとって輝かしい年になりますことをお祈り申し上げ、年頭にあたっての挨拶といたします。
令和6年1月1日

自由民主党札幌市支部連合会会長
衆議院議員 高木 宏壽

高木ひろひさWeb Site